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2022年もすでに4か月が経過いたしました。
ほぼすべての企業の決算日は12月31日とされていることから、ちょうど3月から4月は会計監査報告書が発行される時期となり、2021年度会計監査報告書をすでに入手されている会社も多いかと思います。
そこで今回は、中国の会計監査報告書と企業所得税確定申告書について、日本親会社の目線からチェックしていただきたいポイントをご紹介いたします。
中国の会計監査報告書は一般的に以下のような構成となっています。
監査報告書の冒頭に記載されている監査意見の、記載内容を確認します。「财务报表在所有重大方面按照企业会计准则的规定编制,公允反映了〇〇公司2021年12月31日的财务状况以及2021年度的经营成果和现金流量」という内容の記載がされていれば、無限定適正意見が表明されていることになります。
2021年12月月次決算書と監査報告書に掲載されている年度決算書を見比べ、金額に差異がないか確認します。
実務上、資産負債表(貸借対照表)の表示変更(債権債務の振替)、未払税金と所得税の追加計上、利益準備金の追加計上されるケースが多く見受けられます。
中国の一般的な企業の企業所得税申告において提出する申告表は以下の通りです。(注)上記申告表は一般的なものであり、会社の状況応じ提出する申告表が異なります。
企業所得税申告書に、関連企業の情報及び関連企業間取引の内容と関連取引財務状況分析表を記載した関連企業間取引報告書の添付が義務付けられています。当該表は、中国税務当局側において移転価格税制に関する基礎資料となることから、その記載内容については日本親会社側においても提出前に確認をされた方が安心です。
以上
(担当:安達)
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